米オンライン証券大手Robinhood Markets(ロビンフッド・マーケッツ)が、暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.com(クリプト・ドットコム)の予測市場商品を自社アプリに追加するため、同社と協議していることが分かった。米紙Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル、WSJ)が7月24日、関係者の話として報じた。
WSJによると、協議中の案では、ロビンフッドの利用者がクリプト・ドットコムの予測市場部門を通じて提供される、結果を二者択一で予測するイベント契約を、ロビンフッドのプラットフォーム上で取引できるようにする。利用者はロビンフッドのアプリを離れることなく、クリプト・ドットコムの商品にアクセスできるという。ただし、両社が最終的に合意する保証はない。
ロビンフッドは現在、Kalshi(カルシ)、Interactive Brokers傘下のForecastEx、Rotheraの各取引所が上場するイベント契約を取り扱っている。Rotheraは、ロビンフッドとSusquehanna International Groupによる共同事業を通じて運営される、米商品先物取引委員会(CFTC)規制下の取引所兼清算機関だ。
ロビンフッドはWSJに対し、顧客へ幅広く安定した市場へのアクセスを提供するため、今後も複数の取引所との提携を継続する方針を示した。クリプト・ドットコムとの協議は、Kalshiなどの既存提携先から全面的に移行するのではなく、取扱商品の拡充と単一の提供元への依存低減を目指す戦略とみられる。
クリプト・ドットコムは今年2月、米国向け予測市場サービス「OG」の提供を開始した。同サービスは、CFTC指定の契約市場および登録デリバティブ清算機関であるCrypto.com Derivatives North Americaを基盤としている。
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock


