日本円ステーブルコイン「JPYC」の流通量減少が続いている。オンチェーンデータ集計サイトJPYC Info(ジェーピーワイシー・インフォ)によると、JPYCの流通量は8月30日の約27億800万JPYCから、9月6日には約20億9700万JPYCに縮小した。
減少額は約6億1100万JPYCで、前週(8月23日〜30日)の約1億6600万JPYCから約3.7倍に拡大した。

全体の減少を押し下げたのは、Kaia(カイア)上の流通量だ。同期間に約17億8000万JPYCから約11億5800万JPYCへ、約6億2200万JPYC減少した。Polygon(ポリゴン)などでは増加したものの、カイアの減少を補うには至らなかった。
この動きと時期が重なるのが、カイア上のウォレットサービス「Unifi(ユニファイ)」による、JPYCの利回り特典の終了だ。
ユニファイは、JPYCの預け入れに対して年率5%の利回りを提供する期間限定の特典を実施していた。ユニファイの日本語公式Xは8月25日、この特典が9月1日午前9時(日本時間)から基本年率2%へ切り替わると告知していた。
今回の集計期間は、この利率変更の時期と重なる。カイア上の流通量が大きく減少したことから、特典を目的に流入した資金の一部が引き揚げられた可能性がある。
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|文:平木 昌宏
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