日本円ステーブルコイン「JPYC」の流通量が、約3カ月半ぶりに減少した。JPYCのオンチェーンデータを集計する「JPYC Info」によると、直近1週間で流通量は8月30日時点で約1億6000万円減少。週間の減少額としては過去最大となった。

背景として考えられるのが、Kaia(カイア)上のウォレットサービス「Unifi(ユニファイ)」を通じた資金の動きだ。
Unifiでは、JPYCを保有するユーザーを対象に年率5%の利回りを提供する期間限定キャンペーンを実施。キャンペーン開始後、Kaia上のJPYC流通量は大きく増加しており、JPYC全体の流通量拡大を押し上げる要因の一つとなっていた。
実際、JPYC Infoの過去データでも、キャンペーン実施期間中にKaia上のJPYC供給量が急増していることが確認できる。
なお、チェーン別に見ると、8月23日から30日までの1週間で、Kaiaは約1億9900万JPYC減少した。Ethereumも約630万JPYC減少した一方、Polygonは約2230万JPYC、Avalancheは約1700万JPYC増加した。
Kaiaの減少幅が全体を上回っており、Unifiを通じて流入していた資金の一部が抜けたことが、今回の減少につながったとみられる。
|文:平木 昌宏
|画像:Shutterstock


