Circle、シンガポールのTazapay買収へ──USDCの世界展開を加速

ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を発行するCircle Internet Group(サークル・インターネット・グループ)が、シンガポールに本社を置くクロスボーダー決済企業Tazapayを買収することで最終合意した

基本対価は4億ドル(約616億円、1ドル=154円換算)相当のサークル株で、取引は規制当局の承認などを条件に2027年に完了する見通し。

Tazapayは、決済事業者や金融機関向けに企業間(B2B)のクロスボーダー決済インフラを提供している。60以上の銀行・フィンテック企業と接続し、100以上の市場で現地の決済網を通じた資金の回収や払い出しに対応する。

サークルによると、Tazapayの年間換算決済額は250億ドルを超え、取引高の約60%にすでにステーブルコインが関与している。

同社はシンガポールで主要決済機関(MPI)ライセンスを取得しているほか、米国、カナダ、オーストラリア、香港などでライセンスや登録を取得している。

ステーブルコインはブロックチェーンを通じて国境を越えて移転できる一方、現地通貨への交換や銀行口座への払い出しには、各市場の金融機関や決済インフラとの接続が必要となる。

サークルはTazapayのネットワークを取り込むことで、USDCを活用した国際決済の対応地域を拡大する狙いだ。

サークルのJeremy Allaire(ジェレミー・アレール)CEOは、Tazapayの銀行ネットワークや現地決済網、法人顧客基盤とUSDCを組み合わせることで、世界規模でのUSDC普及を加速できると述べた。

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|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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