ドナルド・トランプ米大統領に関連する暗号資産(仮想通貨)プロジェクトWorld Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル:WLFI)の顧問Ogle(オーグル)氏にひもづくとされるウォレットが、約4997ドルで取得したポンス(Pons:PONS)で一時500万ドル超の含み益を得たとみられる。
オンチェーン分析アカウントLookonchain(ルックオンチェーン)が9月3日、公式Xで報告した。
投資したのは、Ogle(オーグル)氏に関連するとされるウォレットである。WLFIは公式Telegramで、同氏をプロジェクトの顧問と紹介している。公式資料では、トランプ氏を「Chief Crypto Advocate」と位置づけている。
Robinhood Chain(ロビンフッド・チェーン)の取引記録によると、同氏にひもづくとされるウォレットは7月14日、Pons(ポンス:PONS)約1060万6828枚を受け取った。

Arkham(アーカム)の取引解析では、Solana(ソラナ)上の4997USDCをロビンフッド・チェーンへ移し、PONSに交換したクロスチェーン取引とされている。ロビンフッド・チェーン側では、約4969USDGがラップドイーサリアム(WETH)を経由してPONSに交換された。
その後もウォレットはPONSの保有を続け、9月3日時点の残高は約1095万8104枚となっている。GeckoTerminalで確認した価格を基にすると、保有額は約530万ドルに達する。
初回に取得した約1060万枚だけでも時価は約516万ドルとなる。4997ドルの元手と比較した評価倍率は約1030倍で、含み益は約515万ドルとなる計算だ。
トランプ氏と暗号資産事業の関係は、利益相反の観点から米国の暗号資産市場構造法案「クラリティ法案」の主要な争点となっている。
同法案は、暗号資産に対する米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の監督範囲を明確にすることなどを目的とする。米政府刊行物局によると、法案は上院で審議が進められている。
上院銀行委員会の民主党側は、現行案ではトランプ氏が暗号資産を保有・取引しながら、価格に影響する政策判断に関与できる余地が残ると指摘している。一方、共和党側は、同法案が規制の明確化と投資家保護につながると説明している。
|文:平木 昌宏
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