Solana(ソラナ)のバリデーター(ネットワークの取引承認・記帳を担う参加者)は、初めて拘束力を持つオンチェーン投票を通過させ、ブロックチェーンの基本ルールを定める「ネットワーク憲法」と、新規発行量の増加ペースを抑える仕組み「ダブルディスインフレーション」の導入を決定した。
この結果、取引を1つのブロックにまとめる間隔(スロットタイム)は8日間で25%短縮され、300ミリ秒まで縮まった。Solanaの公式Xが8月30日、週次のエコシステム報告として明らかにした。
ソラナを巡っては、NADA NEWSも報じた通り、8月21日にネットワーク誕生以来初めてスロットタイムが400ミリ秒から350ミリ秒に短縮されており、400ミリ秒から200ミリ秒まで50ミリ秒刻みで進める移行計画「SIMD-0525」の1段階目にあたっていた。
今回の300ミリ秒への到達はこの計画の2段階目にあたる。
比較すると、Bitcoin公式開発者ドキュメントによれば、ビットコイン(BTC)のブロック生成間隔は平均10分(60万ミリ秒)で設計されており、Ethereum Foundation公式ドキュメントによればイーサリアム(ETH)は平均12秒(1万2000ミリ秒)とされる。Solanaの300ミリ秒はこれらと比べて大幅に短い。
処理速度の向上は、株式や商品などの資産をブロックチェーン上で扱う「オンチェーン金融」の実用性にも関わる要素である。
同日の発表では、米証券大手Charles Schwab(チャールズ・シュワブ)がSOLをCrypto Directに追加する方針を示したことや、Bitwise(ビットワイズ)のソラナ・ステーキングETFの運用資産が10カ月で10億ドル(約1600億円)を突破したことも合わせて報告された。
|文:栃山直樹
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