Solana Foundation(ソラナ財団)で技術担当バイスプレジデントを務めるJacob Creech(ジェイコブ・クリーク)氏は8月21日、Solana(ソラナ)のスロット時間が350ミリ秒に短縮されたと明らかにした。ネットワーク誕生以来初の短縮となる。
「我々は350ミリ秒という新たな時代に突入した。次の目標は300ミリ秒だ」とクリーク氏はXに投稿した。
スロットとは、選ばれた検証者(リーダー)がブロックを生成できる固定の時間枠を指す。枠が短いほどブロックが頻繁に届き、ファイナリティまでの時間が短縮される。
今回は承認済みの提案「SIMD-0525」に基づく400ミリ秒から200ミリ秒への移行の第1歩だ。短縮は50ミリ秒ずつ4段階で進み、各段階は個別の機能ゲートで別々のエポックに有効化される。Anza(アンザ)が開発したクライアント「Agave v4.2」で全4段階の有効化を目指すが、日程は暫定だという。
財団はこの変更を2つの観点から説明する。1つは低遅延による競争力で、取引確定の高速化とマーケットメイカーのスプレッド縮小につながる点。もう1つは検閲耐性で、スロットが短いほどリーダーがブロック構築を独占する時間が狭まる。
SOLの価格への直接的な影響は限定的との見方が多い。ただ、長年スループットの優位を守ってきたSolanaにとって、公然かつ計画的な200ミリ秒への移行は、ファンドや開発者が実際に重視する「最速チェーン」というストーリーを裏付ける材料となる。
|文・編集:井上 俊彦
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