イーロン・マスク氏が率いるSNS「X(旧Twitter)」が、クリエイターやコンテンツ提供者への報酬支払いにステーブルコインを活用する方向で検討を進めていることが分かった。CoinDeskが関係者の話として報じた。
報道によると、XはCircle(サークル)が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」などを活用し、影響力のあるユーザーが投稿したコンテンツに対するロイヤルティ(報酬)の支払い手段として利用する可能性について協議を進めているという。
協議は現在も継続中で、情報提供者は、インフルエンサー向け報酬の支払い方法としてステーブルコインを試験している他のSNSプラットフォームにも関与しているとしている。
X側はCoinDeskの取材に対し、現時点でコメントしていない。
ステーブルコイン市場は時価総額が3000億ドル(約48兆円、1ドル=160円換算)を超える規模に成長しており、ブロックチェーンを活用した決済手段として存在感を高めている。国境を越えた送金を迅速かつ低コストで行えることから、中小企業から多国籍企業まで幅広く利用が広がっている。
マスク氏の関連企業では、すでにステーブルコインの活用が進んでいる。衛星インターネットサービス「Starlink」を展開するSpaceXでは、一部の新興国市場において、顧客からの越境決済にステーブルコインを利用していると報じられている。
またXは今年3月、暗号資産(仮想通貨)業界で経験を持つBenji Taylor(ベンジ・テイラー)氏をデザイン部門責任者として迎えた。同氏はCoinbase(コインベース)のレイヤー2ネットワーク「Base」のデザイン部門を率いた経歴を持ち、ウォレットや分散型金融(DeFi)の分野にも携わってきた人物として知られる。
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock


