暗号資産取引所Binance(バイナンス)創業者のChangpeng Zhao(チャンポン・ジャオ、通称CZ)氏は8月17日、自身が所有する公開ウォレットの運用を停止すると発表した。
ウォレット内の整理を目的に行ったミームコイン「マーズコイン(MARSCOIN)」4444枚の焼却(バーン)などが、コミュニティ内で過剰に解釈されて過熱感を煽ったことが背景にある。
Captain X(@bnbcaptain)氏とのやり取りのなかで、CZ氏はウォレットをどれだけ清掃しても新たなミームコインが送られ続けるため「アドレスを完全にクリーンにすることは不可能だ」と説明。
自身の操作が市場に及ぼす影響を考慮し、保有トークンを寄付した上で同アドレスの使用を取りやめる意向を示した。
また、ミームコインを非表示にする機能について「99.99%のユーザーには不要」と考えていた自身の判断を誤りだったと認め、Trust Wallet側から「実は5クリック奥深い場所に同機能が既に存在する」と伝えられたことも明かした。
この一連の動きは、オンチェーン上での即座な便乗トレードと大きな損失を生み出した。
オンチェーン分析アカウントのLookonchainによると、あるトレーダーはCZ氏によるバーン直後にFOMOから13.3万USDTを投じて615万MARSCOINを購入。
しかし、直後にCZ氏がアドレス運用停止を表明したことでMARSCOINの価格は90%以上急落した。
結果として同トレーダーはわずか2時間後に2.24万USDTで売却を余儀なくされ、約11万700ドルの損失を被った。
|文:栃山直樹
|画像:LookonchainのX投稿より


