HYPE価格が20日で100%上昇──カナダ企業がHyperliquidトレジャリー戦略に400万ドル追加【価格分析】
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・HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEは、5月15日の上場投資信託(ETF)取引開始から20日でETFへの資金流入額が1億4,000万ドルを超えるなか75ドル超の過去最高値を記録した。
・カナダの投資会社HYLQは、753万ドル相当のHYPEトレジャリー保有を開示し、含み益は91%を超えた。
・HYPE先物の建玉は価格上昇とともに倍増しており、機関投資家の強い参加と新規資金の流入を示している。

カナダの投資会社、Hyperliquidトレジャリー戦略に400万ドルを追加

HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEは、6月3日水曜日に75.60ドルの過去最高値を更新した。ETFを通じた機関投資家の参加拡大が投機的な取引を活発化させ、上昇基調をさらに強めた。

6月2日火曜日には、新たな需要材料として、カナダを拠点とするHYLQ Strategy Corpの動きが注目された。同社は、上場株式市場を通じてHyperliquidエコシステムへの投資機会を提供することに注力するカナダの投資会社だ。

公式発表によると、同社のトレジャリーは現在104,570 HYPEで構成されている。取得総額は約390万ドルで、1トークンあたりの平均取得価格は38.02ドルとなる。

このうち94,570 HYPEは、Kinetiqのリキッドステーキング基盤を通じてステーキングされており、年率約2.2%の利回りをHYPEトークンで直接生み出している。

HYLQは、同社のHYPE保有分の推定時価が約753万ドルに達し、取得総額に対して約91.2%上昇していることを明らかにした。

同社は、直接的なトークン取得に加え、より広範なHyperliquidエコシステムにも投資している。

HYLQは、Hyperliquid上で分散型取引やオンチェーン金融アプリケーションを構築するインフラ企業qLABSへの戦略投資を通じて取得した1,830万qONEを保有していることも開示した。

この投資の取得額は約10万ドルで、仮定上のqONE価格を0.007ドルとした場合、現在の推定評価額は約12万8,333ドルとなる。

HYPEの建玉は30億ドルに倍増、ETF資金流入は最初の20取引日で1億4,000万ドル超に

Hyperliquidの上昇は、米国の現物HYPE ETFの上場とほぼ完全に重なる形で進んでいる。HYPEは、米国初の現物HYPE ETFが5月15日に取引を開始する前には38ドル近辺で推移していた。6月3日までに価格は75.60ドルの過去最高値に達し、ETF取引開始から最初の20日間で約100%上昇した。

Table of Hyperliquid ETF Flow (US$m) by fund (BHYP, THYP, HYPG) with fees, staking, and daily totals for May–June 2026.
<Hyperliquid ETFフロー|出所:FarsideData、6月4日>

この値動きは、新たな投資商品への安定した資金流入に支えられている。Farside Investorsのデータによると、現物HYPE ETFへの累計純流入額は上場以来1億4,200万ドルを超え、ビットコインとETH以外のデジタル資産ETFとしては、特に好調なデビューの一つとなっている。

Line chart of Hyperliquid showing HYPE price (brown line) and Open Interest (green area) over time, ending June 1, 2026 with HYPE price $72 and Open Interest $3.50B.
<Hyperliquid建玉|出所:Coinglass、6月4日>

その影響はデリバティブ市場でさらに顕著に表れている。Coinglassのデータによると、HYPE先物の建玉は5月14日の約15億ドルから6月1日には35億ドル超まで増加し、6月4日の記事執筆時点では30億ドル付近へとやや低下していた。

建玉のほぼ100%の増加は、トークン価格の上昇とほぼ一対一で連動している。デリバティブ市場では、価格と建玉が同時に増加する場合、一般的にトレンドの強さを裏付ける動きと解釈される。これは、今回の上昇がショートカバーや流動性の薄さだけによって生じたものではなく、新たな資金が市場に流入している可能性を示している。

データはまた、ETFによる購入が二次的な需要効果を生み出している可能性も示している。ETFが現物市場から流通供給を吸収するなか、デリバティブトレーダーは、長期的な供給逼迫による価格上昇を見込み、レバレッジをかけたロングポジションを構築する姿勢を強めているようだ。

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