Coinbase、ステーブルコイン準備資産に特化したProSharesのETFに投資

暗号資産(仮想通貨)取引所のCoinbase(コインベース)は6月2日、資産運用会社ProShares(プロシェアーズ)が手がけるステーブルコイン特化型のETF(上場投資信託)「ProShares GENIUSマネーマーケットETF(IQMM)」に投資したと発表した。投資額は非開示。

IQMMは、アメリカのステーブルコイン規制法「GENIUS法」の下で準備金として適格となるよう設計された初のマネーマーケットETFとされる。

GENIUS法は、ステーブルコインの発行者に対し、現金、銀行預金、短期米国債などの流動性の高い資産でトークンを1対1で裏付けることを義務付けている。Coinbaseは、同法によって米ドルペッグ型トークンの裏付け資産の種類が正式に規定されたことで、ステーブルコインの準備金管理に特化した商品の需要が高まると見込み、今回の投資に踏み切った。

IQMMは2026年2月にローンチされ、残存期間93日以内の短期米国債や現金・現金同等物で運用される。ローンチ初日から高い人気を集め、準備金関連商品への強い需要を示した。

Coinbaseは、フルスタックのステーブルコイン決済ソリューションを提供するだけでなく、ステーブルコインの規模拡大を支援するツールもサポートする方針を示している。流通・決済・開発者ツールに続き、準備金インフラへと事業を広げる狙いだ。同社はUSDコイン(USDC)の発行元、Circle(サークル)の主要インフラの提供者でもある。

なお同日にはCheckout.comとの決済提携も発表したが、ビットコイン(BTC)や暗号資産市場全体の下落を受け、Coinbaseの株価は4%以上下落した。

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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