ナスダック上場のBit Digital(ビットデジタル)は5月28日、約8568ETHを約2000万ドル(約32億円、1ドル=160円換算)で取得したと発表した。
同社によると、取得は5月11日に実施した。平均取得価格は1ETH当たり2334.25ドルで、この取引によりBit DigitalのETH保有量は約15万8461.75ETHに拡大した。
CoinGeckoのデータによると、この追加取得によって同社はCoinbase Globalを抜き、上場企業として世界第4位のイーサリアム保有企業となった。なお、同データによると、首位は539万ETH以上を保有するBitMine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)だ。
Sam Tabar(サム・タバール)CEOは「今回のETH購入は、イーサリアムが将来のデジタル経済を支える基盤インフラになるとの当社の確信を反映したものだ」と述べた。
同社は「戦略的資産運用会社」を標榜し、(1) イーサリアム・エコシステム戦略、(2) AI/HPC(高性能計算)インフラ、(3) 戦略的買収の3本柱に規律をもって資本を投下していくと説明している。また、今回の購入で平均取得コストが下がり、株主に対する一株当たり純資産価値(NAV)の成長を後押しするとした。AI/HPC事業は子会社WhiteFiber(ナスダック上場)が担っている。
イーサリアムの価格は足元で2000ドル前後と、2025年8月の史上最高値(約4946ドル)から60%近く下落しているが、Standard Chartered(スタンダード・チャータード)はオンチェーン活動と総預入額(TVL)が過去最高水準にあるとして、2026年末までに4000ドル、2030年までに4万ドルとの強気目標を維持しているとcointelegraphが報じている。
ETH保有を積み増す上場企業の動きが今後も続くのか、注目される。
|文・編集:井上 俊彦
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