「Web3川柳コンテスト2026」受賞作品が決定!──最優秀作品賞や協賛社賞を発表【NADA NEWS】

NADA NEWSが開催した「Web3川柳コンテスト2026」の受賞作品が決定しました!5月20日にXスペースで行われた発表イベントでは、最優秀賞をはじめ、協賛社賞や優秀賞が発表されました。

本コンテストは今回で3回目。過去2回は年末年始の特別企画として開催しましたが、今年はNADA NEWSへのリブランディングに伴い、時期をずらして春の特別企画として実施しました。1200件を超える応募作品には、多彩な視点や独創的な表現が詰まっており、審査員たちに驚きと新たな発見をもたらしました。

特別審査員5名と編集部による厳正な審査の末、選び抜かれた珠玉の作品たちをご紹介します。

■アーカイブ配信中:
Xスペースhttps://x.com/i/spaces/1YGNrZyEWwyGw/peek?s=20 
スペース後半では2026年のWeb3展望や市場動向も語られています。ぜひご視聴ください!

■協賛社 
株式会社bitFlyer Holdings
Fireblocks, Inc

bitFlyer賞

Decorative contest flyer announcing Web3 Senryu Contest 2026 and the bitFlyer Award, with a pale pink banner, gold border, and a vertical black Japanese poem. A small yellow fan icon appears with the author name 翔べないぶーちゃん along the left edge.

翔べぬオレ 頼みは ビットフライヤー 

ペンネーム:翔べないぶーちゃん

【選評】加納裕三 氏 | 株式会社bitFlyer Holdings 代表取締役CEO
個性豊かな作品が数多くあり、川柳というシンプルな形式の中に、暗号資産やブロックチェーンのリアルな現在地、時代の変化への鋭い視点が凝縮されていて、業界の裾野が着実に広がっていることを実感しました。当社の協賛社賞として選んだのは、「翔べぬオレ 頼みはビットフライヤー」です。

期待に応えられるよう、引き続き邁進してまいります。どの作品も作者の想いが込められており、選定に苦戦しました。この業界の進化とともに、来年はどんな句が生まれるか楽しみです。

Fireblocks賞

Poster for the Fireblocks Award in the Web3 Slogan Contest 2026; features a vertical Japanese slogan '新税法 クジラは減税 エビ増税' and a Takanosuke signature with a decorative fan

新税法 クジラは減税 エビ増税

ペンネーム:TaKanosuke

【選評】牧野 剛 氏 | Fireblocks, Inc 日本営業責任者
すべての作品に目を通させていただきましたが、ウィットに富んだ作品が多く選定は非常に難航しました。この句はまさに今の現状をリアルに反映しています。税制改正の動きが日々行われる中、4月10日にも国会に法案が提示されました。

制度整備や機関投資家参入への期待が高まる現在の市場の中で、「クジラ(大口保有者)」と「エビ(一般投資家)」の関係性を巧みに描いていました。当社としても、機関投資家・個人投資家問わず、資産をしっかり守っていくという思想を改めて再確認させてくれる、素晴らしい視点の作品でした。

優秀作品賞

Web3川柳コンテスト2026優秀作品賞の受賞ポスター。題は『シバイヌを飼う昭和から令和へ』、作者はつちのこ。

シバイヌを 飼う昭和から 買う令和

ペンネーム:つちのこ

【審査員コメント】藤本真衣 氏 | INTMAX共同創業者・Japan Blockchain Week共同創業者
いい意味でも悪い意味でも、クリプトが既存金融の一部になり「メジャーデビュー」を果たした今の業界の中で、立ち上がりの頃のクリプトコミュニティの「ちょっとふざけていて、楽しかった思い出」や柴犬コインの文脈を、しっかりと盛り込んでくれたことが個人的にすごく嬉しかったです。

「飼う」と「買う」の漢字の掛け合わせも見事で、思わず「この人は川柳のプロなのかな?」と思ってしまったほどです。

【審査員コメント】墨汁うまい 氏
実は私も大型犬を飼っているので、毎日の散歩の大変さなど、犬を飼う苦労はよく分かります(笑)。昭和から平成前期にかけてのペットブームを経て、時代が移り変わり、令和の今では暗号資産が「気軽に買える時代」になったという、歴史の変遷を綺麗に反映しているなと感じました。

かつてはリアルな犬を飼っていた時代から、今はミームコインなどデジタルで犬を買う時代になったという流れと、株式市場から暗号資産市場へのシフトといった深い文脈がこの短い句に見事に表現されていて、本当に素晴らしい作品です。

最優秀作品賞

Poster for the Web3川柳コンテスト 2026 by Nad­a News, announcing 最優秀作品賞 (Best Work Award) with vertical Japanese text and a small decorative fan labeled まんた.

クラリティ 通れば抜ける マイノリティ

ペンネーム:まんた

【審査員コメント】藤本真衣 氏 | INTMAX共同創業者・Japan Blockchain Week共同創業者
応募作品には面白い自虐ネタもたくさんあって、個人的に手をたたいて笑ってしまうようなものにも高評価をつけていたのですが、やはりこの業界に関わる人間としては、ポジティブなニュースや未来の明るい展望を面白おかしく、そしてスマートに盛り込んでいる作品こそが最優秀賞にふさわしいなと感じました。

【審査員コメント】墨汁うまい 氏 
この10年間、ずっとトレーダーとしてクリプトの歴史を見てきましたが、バイデン政権下のゲンスラー率いるSECによる理不尽な弾圧など、本当に大変で苦しい時期がありました。ルールがない状況で弾圧を受けながらも、DeFi(分散型金融)などのユースケースからクリプトの需要は上がり、金融資産の1つの資産クラスとして確立できたわけです。

そして今、米国でついに法的な枠組み(クラリティ法案)が可決されようとしています。単に世間に認知されるだけでなく、法的にしっかり認められ、これまでの理不尽な状況(マイノリティ)から脱却する、この業界に関わってきた人たちの「悲願」と時代背景を完全に、そして美しく表現している素晴らしい作品です。

【審査員コメント】Joe Takayama 氏
この作品には、墨汁うまいさんがおっしゃったことに加えて、もう一つの意味も隠されているのではないかと深読みしました。

クラリティ法案が通ることでウォール街をはじめとする巨大な既存金融機関が本格的に参入し、暗号資産はメインストリーム化していきます。しかしそうなると、元々この業界を黎明期から支えてきたコアなクリプト民が逆に「新たなマイノリティ」となり、そこから「抜けていく(冷めて去っていく)」という、もう一つの皮肉なストーリーも想像できます。この二重の意味合いも含めて、非常に深くて面白い、完成度の高い作品だなと感じました。

神本 侑季 | N.Avenue代表取締役CEO
今回は「NADA NEWS」へのリブランディング後、初の開催となりましたが、審査を終えて感じたのは、読み手それぞれが異なる深い解釈や深読みをできるような完成度の高い作品が非常に多かったことです。年々、皆さんの川柳のレベルが上がっているのを肌で感じています。たくさんのご応募をいただき、心から感謝申し上げます。

増田 隆幸 | NADA NEWS編集長
2026年は「Web3」という言葉の定義や捉え方自体が次のフェーズへと変わっていくような、市場の大きな転換期を迎えています。そうした時代の節目やトレンド、皆さんのリアルな視線が非常にクリエイティブに落とし込まれており、編集部としても新しい発見が非常に多いコンテストとなりました。



■アーカイブ配信中:Xスペース
URL:https://x.com/i/spaces/1YGNrZyEWwyGw/peek?s=20

今年の受賞作品からは、金融領域の結びつきを強める暗号資産(仮想通貨)市場の変化や制度改正の進展など、Web3業界の現在地が色濃く映し出されていました。ユーモアの中に、参加者それぞれの期待や葛藤、業界の転換期を捉える視点が込められていました。

たくさんのご応募、ありがとうございました。

|文:NADA NEWS編集部