決済大手Visa(ビザ)が、暗号資産(仮想通貨)の保管・送金基盤を手がけるFireblocks(ファイアブロックス)の買収に向けて交渉していると、米メディアAxios(アクシオス)が10月22日、複数の関係者の話として報じた。買収額は約25億ドル(約3900億円、1ドル=156円換算)とされ、交渉は終盤にあるという。
ファイアブロックスは、金融機関や企業がデジタル資産を安全に管理・移転するための技術を提供する企業だ。暗号資産の保管に加え、法定通貨などに価値を連動させるステーブルコインの送金・決済を支える基盤も手がけている。
日本でも同社の技術を活用する動きがある。デジタルアセットマーケッツは、インタートレードとファイアブロックスによるWeb3インフラ構築支援に向けた戦略的パートナーシップの推進に協力している。
また、三井住友フィナンシャルグループなどは2025年4月2日、ファイアブロックスらとステーブルコインの事業化に向けた共同検討を行うと発表した。
一方、CoinDesk(コインデスク)によると、ファイアブロックス側は買収のうわさについて「現時点では事実ではない」と否定した。ビザはアクシオスへのコメントを控えており、買収が実現するかは不透明だ。
【次に読む】
» Visa・Mastercard・Stripeなど5社、新ステーブルコイン「OUSD」提供開始
» Visa、ミームコイン購入のポイント付与「抜け穴」封鎖へ=報道
» SBI、国内初の法人向けクリプトカードを発行
|文:平木 昌宏
|画像:Shutterstock


