Coinbase(コインベース)は10月20日、The Blockに委託した調査報告書「The Always-On Dollar」を公表した。
報告書によると、2026年第3四半期のステーブルコインの調整済み送金額は8910億ドル(約142兆5600億円、1ドル=160円換算)に達し、2023年初頭から4倍以上に増えた。1時間あたりでは平均4億ドル(約640億円)超が送金された計算になる。この数値は取引所やDeFi(分散型金融)、自動取引を除いたもので、実際の利用に近いものとされる。
7月末までの12カ月間では、送金額の73%がアメリカの銀行営業時間外に発生した。米大手銀行10行のうち7行がトークン化預金による決済を試験しており、うち4行はステーブルコインもテストした。
また、越境取引を行う中堅企業の30%がステーブルコインを利用または試験しており、2024年の10%から3倍に増えた。企業間決済額も前年比36%増加した。保有アドレスは2億9300万個に上るが、利用者数とは一致しないという。
報告書は、国際取引の80%がステーブルコインに移行すれば、世界のGDPが年1550億ドル(約24兆8000億円)増えると試算した。普及が広がれば、銀行が送金用に積み立てている資金のうち約3兆ドル(約480兆円)が解放される可能性もあるとした。ただし、いずれも仮定に基づくモデル値だ。
一方、DefiLlamaによると、10月20日時点のステーブルコインの時価総額は約3014億ドル(約48兆円)で、1年前の水準からほぼ横ばいで推移している。
日本では円建ての「JPYC」が10月27日で発行開始から1年を迎え、累計発行額は9月18日の時点で100億円を突破した。
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|文・編集:井上 俊彦
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