暗号資産(仮想通貨)データ分析のCoin Metrics(コインメトリクス)は10月6日、ミームコインの半数が、取引開始から約17日以内に観測期間中の最高値を付けたとする分析を公表した。4分の1は、わずか1.6日以内に価格のピークを迎えていた。
一方、ピークから価格が95%下落するまでの期間は、中央値で370日と推計された。価格が頂点に達するまでの短さに対し、その後の下落は長期に及ぶ傾向が示された。
ミームコインは、ネット上の流行や話題をきっかけに売買が広がる暗号資産だ。発行を容易にするサービスの普及で大量の銘柄が生まれている。今回の分析は、こうした銘柄の取引開始から急落までの期間を調べた。
今回の分析では、2023年12月以降の市場拡大期に登場し、中央集権型取引所で価格データを取得できる150銘柄を調べた。対象は取引所に上場した銘柄に限られ、ミームコイン全体の傾向を示すものではない。

コインメトリクスは、こうした厳しい運用成績がミームコインへの投機の終わりを意味するわけではないと指摘した。長期投資に不向きだと広く認識されていても、新たな参加者は流入しているという。
そのうえで、投機は市場文化に深く根付いており、ブロックチェーン上でさまざまな資産のトークン化が進むにつれ、新たな形の投機が生まれ続けるとの見方を示した。
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|文:平木 昌宏
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