● DeFi Development Corp.(DFDV)は、ソラナ(SOL)の保有が256万SOLに達し、1株当たり純資産価値(NAV)が100%超上昇する見通しだと発表した。
● 同社は9月28日以降に2万6203SOLを追加取得し、SOLおよび同等物の保有額を約3億200万ドルに拡大した。
● DFDVの新優先株「CHAD」は10月1日に初配当を実施し、SOL買い増しのための新たな資金調達手段を確立した。
DeFi DevelopmentのNAV、SOLトレジャリー3億200万ドル到達で倍増へ
DeFi Development Corp.(DFDV)は、ソラナ(SOL)のトレジャリーが256万SOLに拡大したことを受け、1株当たり純資産価値(NAV)が2倍超に増加する見通しだと発表した。
ナスダック上場のこのソラナトレジャリー企業は、9月28日以降に約2万6203SOLを追加取得し、保有量を約256万4212SOLおよび同等物に拡大した。
同社が10月5日(月)に公表したプレスリリースでの暫定推計によると、これらの資産は約3億200万ドル相当だという。
今回の保有量は、DFDVの8月12日の決算アップデート以降で約11%の増加に相当する。
同社は、1株当たりSOLが2桁成長する一方、1株当たりNAVは100%超成長すると見込んでいる。
DFDVはまた、SOLおよび同等物の合計についても2桁成長を見込んでいる。
一方、SOL建ての借入は減少し、現金および現金同等物は2倍超に増加した。
この暫定数値は約7週間のトレジャリー拡大を反映したもので、確定にはなお時間を要する。
DFDVのJoseph Onorati(ジョセフ・オノラティ)最高経営責任者(CEO)は、8月12日以降にトレジャリーを11%拡大しつつ、SOLの買い増しを継続していると述べた。
同社の戦略は、時間の経過とともに普通株1株当たりが代表するSOLの量を増やすことを目的としている。
DFDVはこの手法を、資金調達・SOL取得・ステーキング・バリデーター運用を組み合わせた「資本のフライホイール」と説明している。
同社はまた、9月にCHAD優先株向けに3億ドル規模のATM(at-the-market)プログラムを設立した。
その調達資金は主に、SOL購入のための追加資本に充てられる見通しだ。
この仕組みにより、DFDVは普通株発行のみに依存せずにソラナトレジャリーを拡大する手段を新たに確保したことになる。
同社は、規律あるキャピタルデプロイメント(資本配分)と組織的なトレジャリー拡大を通じて、SOLの買い増しを継続する方針を示した。
また、ステーキングやバリデーター運用を通じてSOL保有からの追加的なリターンの創出も計画している。
DFDVにとって重要なのは、SOL保有のドル建て価値の増加だけではない。同社は特に1株当たりSOLおよび1株当たりNAVの成長を重視しており、これらの指標がトレジャリー拡大が普通株主にとって増価的(アクリーティブ)かどうかを測る重要な基準となっている。
DFDV、ソラナの企業トレジャリー保有で上位にランクイン
DFDVの拡大するトレジャリーは、公開情報で追跡可能な企業によるSOL保有の中でも上位に位置する。
CoinGeckoのソラナトレジャリートラッカーによれば、23の事業体が合計1961万SOL(約23億6000万ドル相当)を保有している。

10月5日時点で、CoinGeckoのソラナトレジャリートラッカーは、755万SOL(約9億830万ドル相当)を保有するForward Industries(フォワード・インダストリーズ)を最大の企業保有者としている。
DFDVは249万SOL(約2億9960万ドル相当)でランキング2位となっている。
Upexi(アップエクシ)は約217万SOL(約2億6140万ドル相当)で3位となっている。
CoinGecko上のDFDVの数値は、同社が公表した9月30日時点の暫定値である約256万4000SOLとは異なる。
この差は、報告時点や保有量の算定方法の違いを反映している可能性が高く、両者の数値を同一時点のスナップショットとして扱うべきではない。
とはいえ、いずれのデータセットにおいても、DFDVは企業によるソラナトレジャリー保有の中で上位に位置づけられている。
より広い企業トレジャリー市場は今や、従来の暗号資産投資商品の枠外にある大きなSOLの集積地となっている。
買い増しが続けば、DFDVの継続的な購入は企業ソラナトレジャリー市場におけるシェアをさらに高める可能性がある。
同社はまた、単にSOLをバランスシート上で保有するだけでなく、保有資産からの追加的な有用性の創出も図っている。
その戦略にはステーキングとバリデーター運用が含まれ、トレジャリーの一部からSOL建てのリターンを生み出すことを可能にしている。
この手法は、価格上昇のみに依存する受動的なトレジャリーモデルとは一線を画している。
CHADが初配当──DFDVが新たな資本のフライホイールを構築
DFDVはまた、10月1日に変動利付優先株「CHAD」の初配当を実施し、新たな節目を迎えた。
CHADは、額面10ドルに対し年率13%の配当利率を設定している。
現行の利率では、1株当たり年間約1.30ドルに相当する。
DFDVは9月、CHADを通じて約1100万ドル規模の募集を実施した。
同社はこの永久優先株を、普通株主を直接希薄化させることなくソラナトレジャリー拡大のための資金源を確保する手段と位置づけている。
DFDVはその後、より大規模な3億ドル規模のCHAD ATMプログラムを設立し、将来の資金調達に向けた追加的な余力を確保した。
同社はこの仕組みを「デジタルクレジット2.0」と呼んでおり、DFDVが資本を収益性のあるSOLトレジャリーに投じる一方で、優先株を通じて投資家に収益を提供する設計だとしている。
今回の初配当は、CHADを継続的な資金調達手段として確立しようとする同社の取り組みにおける重要な一歩となる。
DFDVにとってこの戦略は、資金調達・SOL買い増し・トレジャリーからの利回り創出という3つの要素を結び付けるものだ。
借入と流動性を管理しながら普通株1株当たりのSOLを増やし続ければ、このモデルは1株当たりNAVの成長をさらに後押しする可能性がある。
ただし、DFDVの9月30日時点の数値はあくまで暫定値であり、最終的な四半期決算は現時点の推計と異なる可能性がある。
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