暗号資産(仮想通貨)取引所Bitget(ビットゲット)のウォレットから9月24日(現地時間)、大量の暗号資産が流出した。
Gracy Chen(グレイシー・チェン)CEOは25日、Xで不正送金があったことを認め、影響額は約3億5160万ドル(約563億円、1ドル=160円換算)にのぼると公表した。
オンチェーン分析者のDCF GOD氏によると、新規アドレスが同社のホットウォレット上の1967万USDT0(複数のチェーンで使えるUSDTの派生版)を使い、アービトラム(Arbitrum)上で6分間に7111ETHを相場より最大5%高く買い付けた。
続いて同社のラベルが付いた複数ウォレットからETH、USDT、USDC、AVAX、BNBなどが単一の新規アドレスへ送られ、流出額は約1時間で1億7000万ドル(約272億円)を超えた。
チェン氏によると、同社は協定世界時(UTC)18時31分に不正送金を検知した。被害はホットウォレットとウォームウォレットの一部で、コールドウォレットは安全だという。
損失は4億6400万ドル(約742億円)超のユーザー保護基金で全額賄えると説明した。出金は一時停止したが、入金と取引は継続している。攻撃経路は明かしておらず、24時間以内に報告書を公表するとしている。
この攻撃は2025年2月のBybit(バイビット)の約14億ドル(約2240億円)流出に続く大規模被害で、取引所の資産管理があらためて問われることになりそうだ。
Bitgetは金融庁から無登録営業で警告を受け、8月に日本居住者向けサービスの終了を発表した。
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|文・編集:井上 俊彦
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