FTX創業者、Uniswap.comを100万ドル超で購入か──競合サイトに転送し「嫌がらせ」

分散型取引所(DEX)Uniswap(ユニスワップ)の創業者Hayden Adams(ヘイデン・アダムス)氏は9月21日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの創業者Sam Bankman-Fried(サム・バンクマン=フリード)氏が、ドメイン「Uniswap.com」を100万ドル以上で購入し、競合するSushiSwap(スシスワップ)のサイトへ転送していたと公式Xで明らかにした。

アダムス氏によると、当時の所有者はまずユニスワップ側に100万ドル以上の価格を提示したが、同社は購入を見送った。その後、バンクマン=フリード氏がドメインを取得し、競合するSushiSwap(スシスワップ)のサイトへ転送したという。

スシスワップは、ユニスワップの仕組みをもとに2020年に誕生したDEXだ。アダムス氏はバンクマン=フリード氏による購入について、「おそらく、自分の力を見せつけ、私たちに嫌がらせをするためだったのだろう」とコメントした。

しかし、転送を受けてUniswap Labs(ユニスワップ・ラボ)が世界知的所有権機関(WIPO)に申し立てた結果、ドメインはユニスワップ側へ移管された。

WIPOの裁定文では、Uniswap.comからスシスワップへの転送が利用者の混同を招く悪意ある使用に当たると認定された。WIPOは2021年9月、ユニスワップ・ラボへの移管を命じており、現在は同社の公式取引画面へ転送される。

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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock