米司法省は9月15日、ロビンフッド・マーケッツのエンジニア2人を詐欺容疑で訴追したと発表した。暗号資産(仮想通貨)の上場に関する未公表情報を利用し、インサイダー取引を行ったとされる。両被告はそれぞれ5万ドル超の利益を得たという。
訴追された2人は、ロビンフッドのエンジニアである。両被告は業務を通じて、同社傘下の暗号資産取引サービス「ロビンフッド・クリプト」が新たに取り扱う銘柄や上場時期を知り得る立場にあった。
訴状によると、両被告は2025年から2026年にかけて、こうした未公表情報を基に上場予定の暗号資産に連動する永久先物を繰り返し購入した。取引には分散型デリバティブ取引所のHyperliquid(ハイパーリキッド)を利用したという。
検察当局は、両被告がロビンフッドに対する守秘義務に違反し、重要な未公表情報を取引に利用したと主張している。
両被告は、商品取引所法違反と通信詐欺の各1件に問われている。商品取引所法違反には最長10年、通信詐欺には最長20年の禁錮刑が科される可能性がある。ただし、刑期は有罪判決が出た場合に裁判官が決定する。
米司法省の発表では、企業内部者が不正に取得した情報を基に永久先物やトークン化証券などを取引しても、証券・商品関連法の適用を免れることはできないとの見解が示された。
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|文:平木 昌宏
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