暗号資産レンディングサービス「PBR LENDING」の登録会員数が1万人を突破したと9月7日、運営するPortobello Roadが発表した。
PBRレンディングは、保有する暗号資産を一定期間貸し出し利息を得るサービスで、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックス・アール・ピー(XRP)、カルダノ(ADA)、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)の6銘柄を扱う。年利は10〜12%で、会員数はこの1年で約1.5倍に増加したという。
こうした発表の一方、国内の暗号資産レンディング市場では、この1カ月足らずの間に高利回りをうたうサービスの動揺が相次いでいる。
金融庁は9月1日、「IZAKA-YA」を運営する香港のIzakaya Limitedに対し、無登録で暗号資産交換業を行っていたとして警告書を発出した。
同社は8月下旬から「出金できない」との訴えが相次ぎ、一部アカウントの送金・出金を停止していた。年利100%に他サービスからの資産移動分を加えて「実質年利150%」をうたうキャンペーンも展開していた。
同時期には、年利11〜13%をうたう別サービス「Smart Lending」も9月4日にサービスサイトを閉鎖した。
高い利率を実現できる理由について、同社はホームページで独自の「ハイブリッド出資」を挙げている。
借り入れた暗号資産の一部を国内外10社以上のファンドで運用する「暗号資産運用」と、一部を円転してデータセンター開発や金売買・海外採掘事業などに出資する「実業への出資」を組み合わせることで、市場の状況に左右されにくい収益基盤を構築しているとしている。
【次に読む】
» 【速報】金融庁、「IZAKA-YA」に警告書を発出
» IZAKA-YA騒動広がる──「出金できない」訴え続くなか、年利150%キャンペーン延長
» スマートレンディング、開業直後に閉鎖
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


