エックス・アール・ピー(XRP)を保有・運用するEvernorth Holdings(エバーノース)は8月13日、米Nasdaq(ナスダック)上場に向けた企業結合について、私募に参加する投資家へ発行する株式数の算定方法を変更したと発表した。
従来は、契約時に用いたXRP価格の2.36ドルを基準として、投資家へ発行する株式数を算出していた。今後は、取引完了時点におけるXRPの出来高加重平均価格(VWAP)を反映するという。
エバーノースは、XRPを財務資産として保有・運用するデジタル資産トレジャリー(DAT)企業で、特別買収目的会社(SPAC)のArmada Acquisition Corp. II(アルマダ・アクイジション・コープII)との企業結合を通じて上場を目指している。
同社によると、足元のXRP価格を前提とした場合、発行株式数は当初の予定より少なくなる見通しだという。これにより、アルマダIIの発行済み株式1株当たりが占めるエバーノースの持ち分も大きくなるとしている。
背景には、XRP価格が企業結合契約時に用いた2.36ドルから大幅に下落したことがある。
同社は、当初の基準では、取引完了時の資本構成に保有XRPの時価を正確に反映しにくくなったと説明している。
CoinMarketCapによると、XRPは8月15日時点で約1.00ドルで推移しており、企業結合契約時に用いた2.36ドルと比べて約58%下落している。

足元のXRP価格では発行株式数が減り、同社の純資産価値がより少ない株式数に分配されることになる。このため、1株当たりが占めるXRPトレジャリーの割合は当初案より高まる見込みだという。
今回の変更には、アルマダIIの既存株主の持ち分の希薄化を当初案より抑える狙いがあるとみられる。発行株式数を過去のXRP価格ではなく取引完了時の市場価格に連動させ、同社の資本構成に保有XRPの時価をより正確に反映させる仕組みだ。
同社によると、コミット済み資金の95%超を占める投資家が新条件に同意した。これには、資金を前払いしたすべての投資家が含まれるという。
アルマダIIのスポンサーも、保有する創業者株を前払い投資家と同じ割合で調整することで合意したとしている。XRPの保有・運用方針自体に変更はないという。
アルマダIIとの企業結合は、SECの審査や通常の取引完了条件を経たうえで、2026年第3四半期後半から第4四半期前半に完了する見込みとしている。
|文:NADA NEWS編集部
|画像:Evernorth公式サイトより(キャプチャ)


