Solana(ソラナ)基盤の主要DEXアグリゲーター「Jupiter Exchange」で日本責任者を務めた経歴を持つMike Eidlin(マイク・エイドリン)氏が8月13日、分散型予測市場プラットフォーム「Polymarket(ポリマーケット)」の日本代表に就任したことを自身のFacebookで明かした。
同氏によると、予測市場は金融と情報を統合する新たな社会インフラとなる可能性を秘めており、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるICEがポリマーケットへ16億ドル(約2500億円)を出資した点からも市場の期待の高さが窺えるという。
また、日本はC向けサービスおよび機関投資家向け市場の両面で重要であり、文化的ニュアンスと長期的視点を持って日本から業界へ大きな成果を出していきたいとの意向を示している。
一方で、日本市場において金銭や暗号資産を直接預託して事象の予測を行う本来の予測市場モデルを展開する場合、法規制上の参入障壁が高い点が大きな課題となる。
日本の現行法下では、自己資金を投じて結果に応じた財産の得喪を争う仕組みが刑法上の「賭博罪(185条)」に該当する可能性を排除できない。
2026年4月にポリマーケットへの参画を明かした暗号資産系インフルエンサーの全力氏が「Betting(賭け)機能なし・View Only(閲覧専用)」という国内法に準拠した形での展開を見据えると報告したように、日本市場への参入にあたっては適法性の確保が前提となる。
国内ではgumiが提供を開始した「ヨソクヒロバ」のように、金銭的な自己負担を伴わない「無償ポイント制」を採用することで賭博罪の要件(財物の拠出・得喪の争い)を回避し、法的なリスクを排除するアプローチが登場している。
なお、世界の予測市場はポリマーケットやKalshi(カルシ)といった主要プラットフォームの台頭により急拡大しており、月間取引高が数百億ドル規模に上るほか、2030年には1兆ドル規模に達するとも予測される巨大市場へと進化を遂げている。
|文:栃山直樹
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