フランス賭博規制庁(ANJ)は、予測市場プラットフォームを違法賭博とみなすとして、国内のインターネットサービスプロバイダー(ISP)に対しPolymarket(ポリマーケット)へのアクセスを遮断するよう命じた。ANJが7月17日に公表した声明で明らかにした。命令自体は7月16日に同庁長官が発している。
ANJは、Polymarketの事業がフランスでは認可されていないと指摘し、無許可の賭博サイトを宣伝する行為は犯罪にあたり、最高10万ユーロ(約1760万円、1ユーロ=176円換算)の罰金が科されるとした。この罰金は、無許可サイトの賭け率や配当率を公に流布した者にも適用される。
ANJによると、Polymarketにはジオブロック措置を導入したものの実際には回避されていたという。2026年5月には同サイトにおける天候に関する賭けでは気象センサーがハッキングされた疑いが浮上し、パリ検察のサイバー犯罪部門が捜査を開始していた。フランスおよびヨーロッパの利用者向けのPolymarketで本人確認(KYC)の仕組みが欠けていたことも判明したという。
Polymarketの公式ドキュメントによると、同社はアメリカ、ドイツ、日本など多数の国・地域でアクセス制限を受けている。
予測市場プラットフォームは、各国の規制当局から厳しい視線を向けられている。アメリカでもケンタッキー州がKalshi(カルシ)やPolymarketなど5社を無許可のスポーツ賭博運営として提訴し、他の州も追随している。
日本では、Polymarketは利用が制限されており、サイトは表示できるが日本の利用者が実際に賭けを行おうとしても、資金を投じるための取引画面(フロントエンド)の操作がブロックされる仕様になっている。
|文・編集:井上 俊彦
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