暗号資産(仮想通貨)運用会社Bitwise(ビットワイズ)の最高投資責任者(CIO)、Matt Hougan(マット・ホーガン)氏は6月15日のブログ記事で「暗号資産は底を打ったのか」と問いかけた。
同氏は自身が最も注目しているリサーチチームのうち3チームが、このテーマについて詳細な記事を発表したことを指摘し、「簡単な答えを探しているなら、残念ながら悪い知らせがある。3つの優れた研究チームの見解は分かれているのだ」と述べた。
各チームの報告の中で、Galaxy Digital(ギャラクシーデジタル)の答えは「ノー」だ。ビットコインの17年間の歴史で底打ち時に常に現れる13の条件のうち、完全に満たすのは4つにとどまるとし、底値は3万ドル〜5万4000ドルで、基本シナリオでは4万ドル〜4万6000ドルと見積もる。
NYDIGは「おそらく違う」との立場で、循環的な底の特徴は多く見られるが、過去の大底に伴う投げ売りの兆候は乏しいと分析する。ただ機関投資家の需要が相場の構造を変え、既に底入れした可能性も認める。
Standard Chartered(スタンダードチャータード)は「イエス」とし、5万9000ドルで底を打ったとみて、年末までに10万ドルへ上昇すると予想する。
ホーガン氏は、3社は結論こそ異なるが、1)年内に底を打つ、2)天井より底に近い、3)次の強気相場が訪れる、の3点で一致していると指摘する。
同氏は本当に重要なのは「天井を打ったか」で、それはまだだとの見方を示し、「量子リスクや規制の後退など、懸念すべき脅威はいくつか存在する。しかし私の見解では、現在の状況は過去のどの暗号資産の低迷期よりも良好に感じられる」と述べた。
|文・編集:井上 俊彦
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