米超党派議員、ステーブルコイン規制で州の権限維持を財務省に要請

超党派の米上院議員グループは6月16日、Scott Bessent(スコット・ベッセント)財務長官に書簡を送り、ステーブルコイン規制を巡り各州の権限を維持するよう財務省に求めた。

書簡にはCynthia Lummis(シンシア・ルミス)上院議員が主導し、Kirsten Gillibrand(キルステン・ジリブランド)上院議員ら民主・共和両党の7氏が署名している。

GENIUS(ジーニアス)法は、ステールブルコインに米ドルなどによる完全な裏付けや時価総額500億ドル(8兆円、1ドル=160円換算)超の発行体への年次監査を義務付ける連邦規制枠組みだ。

一方で、州の規制が連邦と「実質的に同等」であれば、時価総額100億ドル以下の発行体を州が監督できる余地も残している。ニューヨーク州など独自に規制を整備してきた州もある。

米財務省は4月、同法を実施するための規則案を公表したが、州が認証を受ける手続きのスケジュールや要件には触れなかった。

議員らは、この不透明さが「各州に不確実性を生む」と指摘し、明確な手続き指針がなければ、認証プロセスが将来の州の参加を事実上閉ざす形で運用されかねないと懸念を示した。

書簡は、州が制度の準備が整い次第いつでも認証を申請できる柔軟で継続的な枠組みを求めている。州議会は2年ごとに開かれる例もあり、一度きりの受付期間とすべきではないとした。

議員らは、申請・審査・認証の各過程を明確にする文書での手続き指針を発出するよう要請した。

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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