ビットコイン、強い雇用統計で6万ドル割れも反発、CPI・IPO待ち【楽天ウォレットDaily Report】
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ポイント

・週末は下に行って来いの展開
・一時6万ドル割れも反発、6.4万ドルで上値重い
・雇用統計で利上げ観測、米株安に連れ安
・水曜日にCPI、金曜日にSpaceXのIPO控える

週末のBTC市場

週末のBTC市場は下に行って来いの荒い展開となった。

BTC/JPY price chart with notable events labeled (e.g., Trump talk, ETF boosts, and Israel attack notes) over several days on a TradingView interface.

6.4万ドル(約1025万円)台で上値を重くすると、一時6万ドル(約995万円)を割り込んだが、今朝方には6.4万ドル台に反発した。

BTCは2月に6万ドルで切り返すと、8.2万ドル台で200日移動平均線に跳ね返され、ストラテジー社の売りもあって7万ドル近辺で平行チャネルを下抜け、1月の急落時と似た下降フラッグの形が出現して下げ足を速めた。

一旦3月の安値6.5万ドルで下げ渋ったが、イランのクウェート空港攻撃もあり木曜日には下抜け、6.1万ドル台に急落した。年初来安値となる6万ドルを前に下げ渋ると、「トランプ大統領が側近に対し、米軍兵士が殺害されない限り大規模攻撃を再開しない」と報じられたこともありショートカバーが入り反発したものの、サポートがレジスタンスに転換した形で6.4万ドル台で上値を抑えられていた。

金曜日に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が17.2万人と、予想の8.8万人を大幅に上回り昨年4月以来の高水準となったが、利上げ観測が高まり長期金利が急騰。米株が失速する中、BTCは一時6万ドルを割り込んだ。木曜日には14営業日ぶりにプラスに転じたETFフローが再び流出に転じたことも相場を下押ししたか。

しかし6万ドル割れで売りが一服すると、しばらく一進一退の展開が続いたが、NBCのインタビューでトランプ大統領がイラン情勢について楽観的な見通しを示したこともあり、6.2万ドル台へじりじりと値を戻した。しかしイスラエルが予定していたベイルート空爆を実施し、報復としてイランもイスラエル本土にミサイルを発射すると6.1万ドル近辺に値を落とした。

AXIOSが「この攻撃は米国も事前に知らなかった」と報じ、大統領がネタニヤフ首相に再報復を行わないよう説得していると伝えると、ショートカバーで6.4万ドルにワンタッチ。それでもイスラエルがイスファハン郊外に報復攻撃を行ったと伝わると、BTCは6.3万ドル近辺に値を落としている。

本日のBTC市場

本日のBTC市場は、底値を固める展開を予想する。

BTCは2月の安値6万ドルを割り込み、底固めに失敗してやり直す格好となった。

すなわち、昨年10月からの下落局面がまだ終わっていないことを示唆する大きな動きだ。ただし6万ドルを割った割には下げ渋っており、ここでダブルボトム気味に切り返していくのか、2024年8月の安値4.9万ドルに向けてさらに値を下げるのか、まだ勝負はついていない印象だ。

仮に今回の5.9万ドルがボトムだった場合、まずはサポートだった6.5万ドルを明確に抜ける必要があり、またこれだけの下落からの反発にはセリングクライマックス的な急反発や、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダーといったはっきりとした反発パターンが現れやすい。今回はRSIが10台の極端な売られ過ぎだったこともあり、スピード調整的な動きだったのかもしれない。

材料的には金曜日の雇用統計が利上げ観測を呼び、米株が失速してリスクオフとなった。先週「このところ景気も金融政策もイラン情勢次第といった形で経済指標への注目度が薄れていたが、原油価格が落ち着き始めたことで市場が反応しやすくなっている可能性がある」と申し上げた通りの展開となった。ただし米株失速の背景には、SpaceXの巨額IPOへの準備やAI株ブームへの高値警戒感といった色合いが強いようだ。

イラン情勢は、先週イスラエルによるレバノン攻撃をイランが停戦違反として報復。その後「停戦合意」されたもののヒズボラが反発していた。これに対しイスラエルがベイルートのヒズボラ司令部を空爆し、イランとの間で報復の応酬が始まった。ただしトランプ大統領はこのところ米軍の再攻撃に消極的な姿勢を示しており、市場の反応は限定的となっている。

そうした中、市場は需給要因で動く様相を強めており、BTCもETFフローやストラテジー社の動向に左右されやすい展開となっている。今週は水曜日にCPI、金曜日にSpaceXのIPOを控えており、現水準で底固めし、まずは6.5万ドル台に戻せるかが焦点となりそうだ。

詳しい解説は楽天ウォレットの公式Youtubeをご覧ください。
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※この記事は「楽天ウォレット」のデイリーレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
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