ビットコインETP、2026年最大の流出を記録:CoinShares

暗号資産(仮想通貨)運用大手CoinShares(コインシェアーズ)が6月1日に公表した最新のレポートによると、先週の暗号資産ETP(上場取引型金融商品)全体からの資金流出額は16億7000万ドル(約2672億円、1ドル=160円換算)に達した。

流出は3週連続で、2026年では1月23日に次ぐ2番目に大きな週間流出額となった。3週間の累計流出は42億1000万ドル(約6736億円)に上り、運用資産残高(AuM)は4月初旬以来最低となる1410億ドル(約22兆5600億円)まで減少した。

CoinSharesのリサーチ責任者James Butterfill(ジェームズ・バターフィル)氏は、イラン情勢を巡るリスクオフの動きが主因と分析している。それがクラリティ(CLARITY)法案の進展による下支え効果を打ち消したとし、5週連続マイナスを記録した1〜2月の局面に似ていると指摘した。

銘柄別では、ビットコイン(BTC)が14億3800万ドル(約2300億円)の流出で、2026年の週間流出額としては最大を記録した。イーサリアム(ETH)も2億5730万ドル(約411億6800円)が流出した一方、エックス・アール・ピー(XRP)は2030万ドル(約32億4800万円)、ハイパーリキッド(HYPE)は1080万ドル(約17億2800万円)の流入を集めるなど、選別的な動きも見られた。

地域別では、アメリカが16億3000万ドル(約2608億円)の流出で全体をほぼ占めた。アメリカ上場のビットコイン現物ETF(上場投資信託)だけで14億2000万ドル(約2272億円)が流出している。ドイツやスウェーデン、香港も流出となり、オランダのみが流入を維持した。

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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