ビットコイン(BTC)採掘機能を備えた暖房機器を手がけるHeatbit(ヒートビット)は10月22日(日本時間23日)、給湯用の発熱部品「Bitwater(ビットウォーター)」をXで発表した。既存の電気温水器に取り付け、BTCの採掘で生じる熱を使って水を温める。
同社の公式サイトによると、初回生産分の予約価格は899ドル(約14万1100円、1ドル=157円)。2027年第1四半期に出荷する予定だ。
ビットコインの採掘は、専用機器で計算処理を行い、取引記録を支える仕組みだ。機器は電力を消費すると同時に熱を発する。ビットウォーターは、その熱を家庭の給湯に利用し、湯を沸かすための電力で採掘も行うことを狙う。
本体には、採掘専用の半導体を20個搭載。計算能力は最大で毎秒34兆回、消費電力は最大600Wとしている。ヒートビットによると、お湯を温めながら長時間採掘を続けられるよう設計しており、全体の時間に占める稼働時間の割合は80%超を目指すという。

米国・カナダ規格の電気温水器に対応し、タンク下部にある、お湯を温める部品と交換して取り付ける。タンク上部の加熱部品はそのまま残すため、お湯を多く使うときは、従来の部品も動いて加熱を補う。
専用アプリでは、お湯の温度や採掘の処理能力、得られた収益を確認できる。離れた場所からの操作や、運転する時間の設定も可能だ。また、漏水を検知するセンサーを備えるほか、タンクの腐食や加熱部品への水あかの付着を抑える機能もあるとしている。
同社は、給湯に使う電力で採掘も行える点を訴求する。一方、得られるビットコインの量や価値は、採掘の競争状況やビットコイン価格によって変わると説明した。
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|文:平木 昌宏
|画像:Heatbit公式Xより(キャプチャ)


