ビットコイン(BTC)の主要な基盤ソフト「Bitcoin Core(ビットコインコア)」は、AIなどで簡単に見つかる脆弱性について、修正版の提供と情報公開を早める方針に変更した。日本時間で10月23日、公式サイトの方針を更新する変更がGitHubで取り込まれた。
ビットコインコアは、ビットコインの開発者コミュニティが開発・保守するソフトだ。取引がルールに従っているかを確認し、ビットコインの送金や安全性を支えている。
従来は、修正版が出ても利用者全員がすぐに更新するわけではないため、脆弱性の詳細はしばらく伏せていた。ただ、開発者によると、情報を伏せたままでは既存のバージョン向けに修正版を出しにくく、次の大型更新まで利用者に修正を届けられない問題があった。
一方で、AIの進歩により、情報を公開しなくても弱点や修正内容を見抜かれやすくなっている。開発者は、大規模言語モデル(LLM)などで簡単に発見できる脆弱性の報告も増えていると説明した。こうした弱点は、情報を伏せ続けても安全を保つ効果が乏しく、修正版の提供が遅れる問題がある。
そこで新たな方針では、「発見が容易」と判断した脆弱性については情報を伏せる期間を設けず、現在サポートしている各バージョンの修正を急ぐ。修正版の提供と同時に、問題の詳細も公表する。
対象には、LLMへの簡単な指示など、わずかな手間で見つかる問題が含まれる。それ以外は、従来の開示方針に従って対応する。
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|文:平木 昌宏
|画像:Bitcoin Core公式サイトより


