非カストディアル型ビットコイン(BTC)ブリッジを提供するBoltz(ボルツ)は8月4日、スワップサービスを停止すると公式Xで発表した。再開時期は未定としている。
同社によると、ここ数カ月、AIの支援を受けた自動的な探索活動が同社のインフラに対して増加し、複数の攻撃に対処してきた。
それぞれの攻撃は封じ込めたものの、攻撃者が手法を更新する速度に、同社規模のチームによる脆弱性の発見や修正が追いつかなくなったという。
直近数日では、こうした攻撃が急激に加速したとしている。
社内で実施したセキュリティスキャンの結果も踏まえ、十分なリソースを持つ複数の集団とみられる攻撃主体から積極的に狙われている状況では、サービスを安全に再開できないと判断した。
ボルツは、今回の停止について、単一のセキュリティ事故への対応ではないと説明した。オープンソース技術を基盤とするビットコイン関連サービスを取り巻く環境に、大きな変化が起きているとして、慎重な分析が必要だとの認識を示している。
停止中も、協調的な払い戻しを処理するためのAPIは引き続き利用できる。また、同社のインフラに依存しない一方的な払い戻しも機能するとしている。サポートチームへの連絡も可能だという。
同社は、利用者の資金が危険にさらされた事実はないと強調した。ボルツのスワップは、運営会社が利用者の資産を預からない非カストディアル型で、これまでに生じた損失は同社のみが負担したとしている。
サービスの再開時期は未定で、早期の再開は見込まないよう利用者に呼びかけている。
|文:平木 昌宏
|画像:Boltz公式Xよりキャプチャ


