ETHステーキングが過去最高の4380万枚に。利回りは低下=Bitwise

暗号資産(仮想通貨)運用会社Bitwise(ビットワイズ)による最新の四半期ステーキングレポートによると、2026年第3四半期末時点でステーキングされたイーサリアム(ETH)は過去最高の4380万ETHとなり、総供給量の35.9%に達した。2026年1~9月の純流入は796万ETHで、前年同期の6.1倍となった。

一方、年率換算の利回りは2.63%と、前四半期の2.81%から低下した。同社の研究者は「ステーキングされるETHが増えるほど報酬はより大きなプールに分配され、1ETHあたりの利回りは低下する」と説明している。利回りの96.3%は新規発行による報酬が占めた。

機関投資家のステーキングも流入を後押しした。Tom Lee(トム・リー)氏が会長を務めるBitmine(ビットマイン)のステーキング量は、2025年12月下旬の41万ETHから9月27日時点で507万ETHへ増加した。

ただし、ネットワーク収益は4064万ドル(約65億円、1ドル=160円換算)にとどまり、前四半期の6300万ドル(約101億円)から減少した。

ソラナ(SOL)のステーキング量も4億4050万SOLと過去最高を更新し、供給量の69%を占めた。ソラナ上の分散型取引所(DEX)で取引されたトークン化株式の取引高は前四半期比45%増の69億3000万ドル(約1兆1088億円)となった。

ステーキングの拡大は市場で流通するETHを減らす要因となる。一方で、イーサリアム財団は9月7日、発行量の削減を目指す提案「EIP-8363」について次期アップグレードへの採用を見送っており、発行政策と利回りの行方が今後の焦点となる。

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|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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