2020年3月からビットコイン(BTC)を大量保有していたウォレットが10月12日、約4582BTCを移動させたことがオンチェーンデータから明らかになった。移動時の評価額は約3億7760万ドル(約597億円、1ドル=158円換算)に上る。
Arkhamなどのデータによると、対象ウォレット「18VmXvkF4cgLi35RtMiHHDpvMjUCyVpQ9x」は約4582BTCを5つのアドレスへ送金した。
このうち4つにはそれぞれ1000BTC、残る1つには約582BTCが送られた。10月13日時点では、受取先から資金がさらに移動した形跡は確認されていない。
同ウォレットが大量のBTCを受け取ったのは2020年3月3日で、当時の評価額は約4080万ドルだった。
その9日後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う金融市場の混乱でBTC価格は急落し、一時4000ドルを下回る水準まで下落したが、ウォレットはその後も大部分のBTCを保有し続けた。
最初の出金は2024年8月7日で、約0.009BTCという小規模な送金にとどまり、残額は元のアドレスに返送されていた。今回の取引は、約6年7カ月ぶりの大規模な資金移動となる。
長期間動いていなかった大口ウォレットからの送金は、売却準備の可能性を示すものとして市場で注目される場合がある。一方、セキュリティ対策などを目的とした同一所有者間のアドレス移動である可能性もあり、今回の送金だけから売却と判断することはできない。
また、前週には別の大口ウォレットも4年以上の休眠期間を経て、約3億7570万ドル相当の4500BTCを移動していた。
【次に読む】
» ビットコインの9万ドル再挑戦、米CPIとタイでのIMF総会が鍵【価格分析】
» ビットコイン、10月の底固めに兆し──「アップトーバー」を支える需給の変化と中間選挙【エックスウィン】
» 米国中間選挙2026、ビットコイン市場の転換点となるか?──トランプ政権の政治リスクと暗号資産の未来【エックスウィン】
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Adobe Stock


