暗号資産取引所HTX(旧Huobi)は9月28日、日本円建てステーブルコイン「JPYC(ジェーピーワイシー)」を上場すると公式Xで発表した。入金はすでに受け付けており、現物取引は同日22時、出金は9月29日22時(日本時間)に開始する予定である。
JPYCは2025年10月27日に正式発行を始めた電子決済手段である。JPYCは日本円の預貯金や国債を裏付け資産とし、専用サービスを通じて原則1JPYC=1円で発行・償還できる。
JPYCは現在、Ethereum(イーサリアム)、Polygon(ポリゴン)、Avalanche(アバランチ)、Kaia(カイア)の4つのブロックチェーンに対応している。このうち、HTXが今回入出金に対応するのはイーサリアム上で発行されたJPYCである。
HTXは、急激な値動きによる不利な価格での約定を防ぐ措置も示した。注文板に最新価格の上下10%以内の注文がない場合、新たに出された成行の買い・売り注文を自動で取り消す。新規上場銘柄は価格が大きく変動する可能性があるとして、取引前にリスクを確認するよう呼びかけている。
実際、JPYCは先行して取引が始まった海外取引所で、1円との価格乖離が生じている。
韓国の暗号資産取引所Upbit(アップビット)は9月17日、JPYCの取引を開始した。取引開始直後には買い注文が集中し、1JPYCの価格が基準となる1円を大きく上回った。JPYC社から1円で発行を受け、市場で売却する裁定取引も増え、流通量は翌朝までに約42億6000万JPYCへ拡大した。
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|文:平木 昌宏
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