予測市場を運営するKalshi(カルシ)は、米商品先物取引委員会(CFTC)に対し、米大型株指数および銅を対象としたパーペチュアル先物(永久先物)の上場に向けた申請を行った。金融商品取引の領域へ事業を拡大する取り組みの一環となる。
CFTCへの申請資料によると、カルシは「US500 Contract」の提供を計画している。同商品は、米国に上場し本社を置く企業のうち、上位500社で構成される「MerQube US Large Cap Index」に連動する設計となっている。
また、工業用金属である銅を対象とした「COPPERPERP Contract」の申請も行った。同契約は、米ドル建ての銅スポット価格を対象とするパーペチュアル先物で、価格指標にはPyth Networkが提供する「XCU-USD」の価格フィードを採用する予定だ。
パーペチュアル先物は、満期日を設けない先物契約で、投資家は対象資産を実際に保有することなく価格変動への投資が可能となる。暗号資産(仮想通貨)市場では一般的な商品だが、近年は伝統的な金融商品の分野にも広がりつつある。
今回の申請は、カルシが金融取引所としての機能拡充を進める中で行われたものだ。同社は5月、ビットコイン(BTC)価格に連動するパーペチュアル先物についてCFTCの承認を受け、米国で初めて同種商品の取引が可能となった。
一方、この承認を巡っては、デリバティブ取引所を運営するCMEグループが6月にCFTCを提訴した。CMEは、CFTCが商品取引法に違反してカルシとCoinbase(コインベース)のパーペチュアル先物を承認したと主張し、これらの商品が自社のデリバティブ事業と競合し、市場に悪影響を及ぼす可能性があると訴えている。
|文・編集:Shoko Galaviz
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