ジェーシービー(JCB)が8月20日、ローソンの店舗で米ドル建てステーブルコイン「USDC」を使った決済の実証実験を行うと日本経済新聞が8月18日に報じた。
実証は東京・大崎のローソンゲートシティ大崎アトリウム店で、対象者を限定して実施する。利用者はスマートフォンでJCBが提供するウェブ決済画面を表示し、店員がバーコードを既存のPOS(販売時点情報管理)レジで読み取ることで決済する。
専用端末を新たに設置する必要がなく、通常のレジでステーブルコイン決済に対応できる点が特徴だ。
実証では、米Circle(サークル)が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を使用する。JCBは、訪日外国人が自国で保有しているステーブルコインを日本国内でもそのまま利用できるようになれば、外貨を日本円へ両替する手間を減らせるとみており、将来的なインバウンド需要を見込めるという。
今回の実証には、ステーブルコイン決済基盤を手がけるデジタルガレージも参加する。同社は8月10日、ステーブルコイン決済基盤「DG Stablecoin Payment Service(DG SPS)」の商用展開を開始した。
DG SPSは、決済事業者の既存システムとAPIで接続し、その加盟店でステーブルコイン決済を利用できるようにする基盤だ。
先行提供先としてJCBとDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)への導入を予定しており、まずBase上のUSDCに対応する。今後は日本円建てステーブルコイン「JPYC」やEthereum、Polygonなどへの対応も計画している。
ローソンではこれに先立ち、8月にステーブルコインを使ったPOSレジ決済の実証をすでに2回実施している。
1回目は8月6日、ローソン高輪ゲートウェイシティ店で実施した。利用者が「HashPort Wallet」に保有するJPYCを使い、スマートフォンに表示した決済用バーコードを既存のPOSレジで読み取った。
2回目は8月17日、ローソンゲートシティ大崎アトリウム店で実施。MetaMask(メタマスク)を利用し、USDC、USDT、JPYCの3種類のステーブルコインによる決済を検証した。
|文:平木 昌宏
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