暗号資産(仮想通貨)取引所BitMart(ビットマート)の中国語公式Xアカウントは8月17日、創業者のSheldon Xia(シェルドン・シア)氏らに対し、ユーザー資産の状況や出金制限の理由などを8月19日までに説明するよう求めた。
ビットマートは7月に取引プラットフォームの運営終了を発表したものの、当時グローバルCEOだったNenter Chow(ネンター・チョウ)氏は発表2日前に雇用終了を通知され、運営終了の決定には関与しておらず、公表後に初めて知ったと説明していた。
こうした混乱が続くなか、今回は中国語公式Xアカウントと創業者の主張が真っ向から食い違う事態となった。
今回の投稿に対し、シア氏は自身のXで、内容は「すべて捏造された噂」だと全面的に否定し、警察に通報するとともに、Xに弁護士書簡を送り、技術面やデータ面での調査を求めるとしている。
一方、中国語公式Xアカウントは、一部ユーザーが現在も資産を出金できず、一部の従業員には給与や補償が支払われていないと主張した。
そのうえで、ビットマートの資産や負債、ウォレット、利用可能な準備資産を開示し、ユーザーへの返済割合や時期を含む具体的な返済計画を示すよう要求。
第三者による独立監査を受け入れることも求めており、期限までに検証可能な資産状況や返済計画が示されない場合、保有する資料などを各国の法執行機関や規制当局、弁護士、メディアに提出するとしている。
ただし、中国語公式Xアカウントから今回の投稿を誰が行ったのかは確認できていない。
ビットマートでは運営終了の発表後、ユーザー資産を巡る懸念も浮上していたが、シア氏は、「逃げていないし、逃げることもない」と説明、コアチームが資産の棚卸しや集約、システム保守を進め、「秩序ある清算」を目指していると主張していた。
ビットマートの公式案内によると、8月26日に現物や先物を含むすべての取引サービスを停止し、2027年1月31日に取引プラットフォームの運営を終了する予定だ。
取引停止まで1週間余りとなるなか、中国語公式Xアカウントと創業者側の説明は食い違っており、ビットマートの運営を巡る不透明な状況が続いている。
|文:平木 昌宏
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