ハーバード大学の基金を運用するハーバード・マネジメント・カンパニーが、2026年第2四半期においてブラックロックの現物ビットコインETF「IBIT」の保有株数を前四半期から変更せず据え置いたことが、8月18日までにわかった。米国証券取引委員会(SEC)へ提出された公的文書により明らかになった。
同基金は2025年第4四半期に21%、2026年第1四半期に43%と削減を続けていたが、今回の開示でその傾向に歯止めがかかった格好だ。
HARVARD MANAGEMENT CO INCの13F書類によると、2026年6月30日時点のIBIT保有量は304万4612株と、同年3月末から変化はない。
一方で期間中の価格下落を受け、評価額は前四半期から約1560万ドル減少し、約1億140万ドルとなった。
報告された全19銘柄の中でIBITの評価額は11番目に位置し、開示ポートフォリオ総額(約42億6300万ドル)の約2.4%を占める。
前四半期までに全額売却されていたイーサリアム現物ETFについては、今四半期も新たな買い増しは確認されなかった。
一方、金関連ETF(iShares Gold TrustおよびSPDR Gold Trust)の合計保有額は約1億7120万ドルとなり、IBITの評価額を上回っている。なお、開示ポートフォリオで最大のシェアを占めるのはSpaceXで、評価額は約22億1000万ドルと全体の約52%に達する。
13F報告書は、運用資産1億ドル以上の機関投資家に提出が義務付けられている公的書類で、米国上場株式やETFなどの保有状況を開示対象としている。
|文:栃山直樹
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