Hashdex Asset Management(ハッシュデックス・アセット・マネジメント)は8月3日、ビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)「Hashdex Bitcoin ETF(DEFI)」を閉鎖・清算する。
アメリカ証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、取引は8月17日の取引終了をもって停止し、その後、上場廃止となる。保有を続けた株主には8月28日ごろに現金で清算分配が支払われる。
7月30日時点の運用資産は約1470万ドル(約23億5000万円、1ドル=160円換算)。
同社は閉鎖理由について、運用資産、流動性、運用コスト、投資家の関心、自社の指数連動型商品群との適合性を評価した結果だと説明している。
DEFIは2022年に先物型として上場し、2024年3月に現物型へ転換した。アメリカのビットコイン現物ETFの中では最小で、純資産は最大でも1754万ドル(約28億円)にとどまった。
アメリカでビットコインを直接保有するファンドが清算される初の事例とみられる。先物型ではVanEck(ヴァンエック)のXBTFが2024年に閉鎖している。
背景には資金流入の鈍化がある。アメリカのビットコイン現物ETF全体の純資産は776億ドル(約12兆4160億円)と大きいが、直近3カ月は連続して純流出だった。ビットコインは2025年10月の約12万6000ドルから6万4000ドル前後へ下落している。
Bloomberg Intelligence(ブルームバーグ・インテリジェンス)のアナリストは2027年にかけて暗号資産ETP(上場取引型金融商品)の清算が相次ぐと警告していた。
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock


