資産運用大手のCoinShares(コインシェアーズ)は7月21日、上場ビットコインマイニング企業に投資する自社初のUCITS ETF(上場投資信託)を立ち上げたと発表した。ヨーロッパの投資家は、アイルランド籍でドイツ取引所のXetraに上場する同ファンドを通じ、この分野に投資できる。
「CoinShares Bitcoin Mining UCITS ETF(MINE)」は7月16日に設定され、上場マイニング企業で構成する「コインシェアーズ・ビットコイン・マイニング・インデックス」に連動する。指数の算出はSolactive AG(ソラクティブ)が担い、信託報酬は年0.65%で、四半期ごとに構成銘柄を見直す。
UCITSはEU域内で広く認知された投資ファンドの規制枠組みで、統一ルールの下で複数国にまたがって販売できる。
CoinSharesによると、UCITS市場の純資産残高は2026年4月時点で約26兆3000億ユーロ(約4891兆円、1ユーロ=186円換算)に上り、年金基金や保険会社、プライベートバンクなど、従来は債券型の暗号資産ETPを保有できなかった機関投資家にも訴求できるという。
同社のJean-Marie Mognetti(ジャン=マリー・モネッティ)CEOは、10年以上かけて築いた欧州有数の暗号資産ETP事業の強みをUCITS市場へ広げる動きだと説明した。
EUではMiCA(暗号資産市場規則)施行後、規制準拠型の暗号資産商品の拡充が進んでおり、同社は今後も追加のテーマ型ファンドを投入する方針だ。
|文・編集:井上 俊彦
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