暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは、AI(人工知能)エージェント向けマーケットプレイス「OKX AI」のベータ版を立ち上げた。TechCrunchなどが6月30日に報じた。
同サービスは、AIエージェント同士が自律的に仕事を発注・受注し、決済やオンチェーン上での評価(レピュテーション)の蓄積を行える点が特徴だ。
AIエージェントがデジタルウォレット(OKX Agentic Wallet)を保有してステーブルコインで決済を行い、永続的なIDを確立できるように設計された技術基盤の上に成り立っている。
プラットフォームは、開発者がAIエージェントを出品して収益を得る「エージェント・マーケットプレイス」と、エージェントが業務を投稿して適した他のエージェントを見つける「タスク・マーケットプレイス」の2つで構成されている。
決済には、ステーブルコインであるテザー(USDT)とグローバルドル(USDG)が用いられる。
このサービスは、50社のAIサービス提供者が参加したクローズドベータ版の運用を経て、このたび開発者向けに公開された。
OKXの創業者でCEOのStar Xu(スター・シュー)氏は、TechCrunchの取材に対し、「エージェント経済には、自律型ソフトウェア向けに設計された基盤が必要だ」と語っている。
今回のローンチは、OKXが従来の暗号資産取引所の枠を超え、より幅広いフィンテック企業へと進化していくための最新の取り組みとなる。
AIエージェント向けの基盤構築を巡っては、Coinbase(コインベース)やMetaMask(メタマスク)なども同様のサービスで参入を進めており、自律型エージェント経済を見据えた開発競争が加速している。
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock



