Consensys(コンセンシス)が開発するセルフカストディ型ウォレットMetaMask(メタマスク)は6月8日、AIエージェント向けに設計されたセルフカストディ型ウォレット「MetaMask Agent Wallet」のローンチを発表した。
同ウォレットは、AIエージェントに自律的に取引を行わせながら、ユーザーが自身の資金の管理権を維持できるよう設計されている。
具体的には、AIエージェントに対し、EVM互換チェーン上でのスワップ、無期限先物取引、予測市場での取引、流動性提供などを行わせることができる。
MetaMaskは同ウォレットの差別化要因として、セキュリティ機能が標準搭載されている点を挙げた。
ローンチ時点で、イーサリアム(Ethereum)、リニア(Linea)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、ポリゴン(Polygon)、BNBチェーン(BNB Chain)、セイ(Sei)上でAIエージェントが実施する全取引は、取引シミュレーション、脅威スキャン、MEV(最大抽出可能価値)保護の対象となる。
悪意のある取引と判定された場合は、二段階認証(2FA)を通じた人間の承認が必要となる。
また、安全と判断された取引については、損失が発生した場合に最大1万ドルまで補償される。
コンセンシスの創設者兼CEOで、イーサリアムブロックチェーンの共同創設者でもあるJoe Lubin(ジョー・ルービン)氏は、「オンチェーン経済の次なる大きな拡大は、人間だけによってもたらされるものではない。暗号資産(仮想通貨)のプロトコルは自律的な主体向けに特化して設計されているため、機械知能は今後ますます暗号資産のインフラ上で相互に取引、調整、検証を行うようになるだろう」と述べた。
同ウォレットは現在、早期アクセスプログラムを通じて限定的に提供されており、今年の夏に一般提供を予定している。
|文・編集:廣瀬 優香
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