ブロックチェーン企業のDigital Asset Holdings(デジタル・アセット・ホールディングス)は6月11日、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)の暗号資産部門a16z cryptoが主導する新たな資金調達ラウンドで3億5500万ドル(568億円、1ドル=160円換算)を調達したと発表した。
調達資金は、同社が開発・維持管理するCanton Network(カントン・ネットワーク)の規模拡大に充てられる。
カントンは、金融機関向けに設計されたパブリックかつパーミッションレスなブロックチェーンで、プライバシー、コンプライアンス、相互運用性を同時に実現する点が特徴で、すでにGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)やBNY Mellon(BNYメロン)、BNP Paribas(BNPパリバ)といった大手金融機関が実証実験を進めている。
Bloomberg Lawによると今回のラウンドでのデジタル・アセットの評価額は約20億ドル(約3200億円)とされる。
今回のラウンドにはa16z cryptoのほか、Citadel Securities(シタデル・セキュリティーズ)やSBI Group(SBIグループ)など、伝統的金融とDeFi(分散型金融)双方の有力機関投資家が参加した。
共同創業者兼CEOのYuval Rooz(ユヴァル・ルーズ)氏は「デジタル・アセットは700を超えるエコシステム参加者と協力して、カントンをグローバル金融の中核インフラにすることを目指している。今回の投資は、デジタル・アセットとカントンの成長にとって重要な局面で、さらなる専門知識、リーチ、そしてエコシステム支援をもたらす」とコメントした。
同社は2025年6月にも1億3500万ドル(約216億円)を調達しており、今回はその資金調達の流れを引き継ぐ形となる。
|文・編集:井上 俊彦
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