Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)は、機関投資家向けの店頭(OTC)予測市場取引サービスを開始したと発表した。ヘッジファンド、ファミリーオフィス、その他の大口投資家は、個人向け取引インターフェイスでは難しい規模と裁量性で、イベント結果に連動する契約へアクセスできるようになる。
同サービスは、ギャラクシーのGlobal Marketsトレーディングデスクを通じて提供される。対象は、Kalshi(カルシ)とPolymarket(ポリマーケット)で取引されるスポーツ以外のイベント契約で、経済、政治、地政学的イベントなどの市場を含む。今後は追加プラットフォームにも対応する計画だ。
ギャラクシーはサービス開始にあわせ、暗号資産(仮想通貨)系ヘッジファンドArca(アルカ)と1000万ドル(約15億5000万円、1ドル=155円換算)規模の取引を実行した。この取引は、米国のデジタル資産市場構造法案であるCLARITY Act(クラリティ法案)の成立に関連する結果を対象としたもので、カルシ上で行われた。
ギャラクシーのOTCデスクは自己勘定の相手方として機能し、アルカが機関投資家規模の流動性を使って、二者間取引ベースでポジションを構築できるようにした。
ギャラクシーのデジタル資産部門グローバル共同責任者Jason Urban(ジェイソン・アーバン)氏は、イベント駆動型市場は洗練された投資家がマクロ見通しを表現するうえで中核的な手段になりつつあり、それに見合う機関投資家向けインフラが必要だと述べた。同氏は、ギャラクシーがリスクを引き受け、資産クラスをまたぐヘッジ戦略を構築し、ポートフォリオ全体に意味のある規模で取引を執行できる相手方を提供すると説明した。
アルカの最高投資責任者Jeff Dorman(ジェフ・ドーマン)氏は、同社が米議会でのクラリティ法案交渉に関連するテーマへ投資していると説明した。予測市場はこうしたポジションをヘッジする手段として適している一方、既存の個人向け市場の流動性は同社規模のファンドには十分ではないと指摘した。
ギャラクシーは、予測市場ポジションに株式やコモディティなどのヘッジを組み合わせることも可能にする。これにより、顧客は単一のイベントを軸に、複数資産を横断する統合的なリスク戦略を構築できる。同社は、このサービスを機関投資家との取引に限定し、法規制上の要件を踏まえて管轄区域ごとに提供内容を評価するとしている。
|文・編集:Shoko Galaviz
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