詐欺師がホルムズ海峡付近の船舶から暗号資産の「通関」手数料を要求:報道

海事リスク管理会社Marisks(マリスクス)は4月21日、ホルムズ海峡の西側で立ち往生している船舶に対し、イラン当局を装った詐欺師がビットコイン(BTC)またはテザー(USDT)での支払いを要求する詐欺が発生していると警告した。ロイター通信が報じた

詐欺師はイランの治安当局を名乗り、船主に対して海峡通過のための「手数料」を暗号資産で支払うよう求めるメッセージを送信している。Marisksはこれらのメッセージについて、イラン当局からのものではなく、詐欺であると明言した。

具体的な手口としては、まず書類の提出を求め、「審査」後にBTCまたはUSDTでの手数料を提示し、支払い完了後に安全な通行を保証するという流れだ。Marisksは、最近海峡からの退出を試みた際に銃撃を受けた船舶の中に、こうした偽の指示を受けた可能性のある船が少なくとも1隻含まれているとも示唆している。

ホルムズ海峡は現在、イランによる選別的な通航制限とアメリカ軍によるイラン港湾封鎖が重なる「双方向封鎖」の状態にあり、通航数は平時比約90%減にまで激減している。

こうした緊張の中、4月7日に発効したアメリカとイランの間の2週間の暫定停戦は4月23日に期限を迎える。 パキスタン仲介による和平協議の第2ラウンドが検討されているが、イラン側は現時点でのアメリカとの協議を否定しており、先行きは不透明だ。

|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock

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