オンチェーン分析企業Glassnode(グラスノード)は4月15日、「Approaching the Ceiling(天井に接近)」と題した週次レポートを発表し、現在のビットコイン(BTC)相場は弱気相場の中での戻り高値の局面にあり、重要な上値抵抗(戻り天井)に近づきつつあるとの見方を示した。
ビットコインは現在約7万4000ドル付近で推移し、Glassnodeが中期的な天井と見なすTrue Market Mean(アクティブな市場参加者の平均取得価格)の7万8100ドルの約5%下に位置する。「戻り天井」に接近しているとする根拠としては、同社は複数のオンチェーン指標を挙げている。利益確定活動を示すRealized Profit/Loss Ratio(実現損益比率)の30日指数移動平均は1.16と、利益確定が損失確定を上回る水準にあり、投資家が戻り高値を売却機会と捉えていることを示唆する。また、短期保有者のうち含み益を抱える割合は43.2%で、過去に戻り高値の天井を形成してきた平均値54.2%に近づきつつあると指摘している。
Glassnodeは、ETF(上場投資信託)への資金流入やCME先物の建玉回復など機関投資家の再参入の兆しを認めつつも、その動きは限定的で慎重だと述べている。オプション市場では下方向へのプロテクション需要が根強く、今回の反発は「確信を伴うものではなく、懐疑的に受け止められている」と分析する。弱気相場からの構造的転換には、7万8100ドルを明確に上抜ける大規模な需要触媒と、機関投資家の本格的な参加が不可欠だとGlassnodeは結論づけている。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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