Mastercard(マスターカード)は10月20日、AIエージェントによる自動決済サービス「Agent Pay for Machines(AP4M)」の早期アクセスを開始したと発表した。
AP4Mは、企業がAIエージェントにタスクと支出上限を与え、エージェントがその範囲内で有料のデジタルサービスを見つけて支払う仕組みだ。デジタルサービスがオンラインで支払いを要求できるオープンプロトコル「x402」を基盤とし、Mastercardの決済ネットワークと組み合わせる。
同社は6月にAP4Mを発表し、その後、Cloudflare(クラウドフレア)、Coinbase(コインベース)、BVNKなどとエンドツーエンドの試験運用を重ねてきた。
同日、MastercardはCloudflareの年次カンファレンス「Cloudflare Connect」でシステムを実演した。
デモでは、マーケティング代理店Hype(ハイプ)のAIエージェントが承認済み予算でプロテインバーの広告キャンペーンを立案した。エージェントはAIsaによるソーシャルメディア調査と、Cloudflare経由での8点のキャンペーン画像生成を依頼し、2つの事業者に対して計9回の自動支払いを行った。
決済の裏側では、Coinbaseの開発者プラットフォームがウォレット基盤を、レイヤー2「Base」がオンチェーン決済を担った。また、BVNKがエージェントウォレットとして「Mastercard Global Money Platform」を活用し、法定通貨またはステーブルコインでの決済・清算を処理した。
今回の早期アクセスはグローバル向けに公開されたものであり、日本国内での個別の展開時期等については言及されていない。
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|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock


