ステーブルコイン決済基盤を手がけるRain(レイン)は10月5日、米通貨監督庁(OCC)に国法信託銀行「Rain National Trust Bank(レイン・ナショナル・トラスト・バンク:RNTB)」の設立を申請したと発表した。
承認されれば、デジタル資産や米ドルのカストディ、ステーブルコインの準備資産管理、ドル建てステーブルコインの発行・償還をOCCの監督下で提供するという。
Rainは、企業向けにステーブルコインを使ったカードやウォレット、送金などの決済基盤を提供している。
現在は資産の保管やステーブルコイン発行などを外部事業者と組み合わせて提供しているが、新たな信託銀行を設立することで、こうした機能を連邦規制の下でまとめて提供できる体制を目指す。
新銀行はRain傘下の別会社として設立される予定で、預金の受け入れや個人向け口座、企業融資は扱わず、ステーブルコインやデジタル資産関連の業務に特化する。
米国では、2025年成立のステーブルコイン規制法「GENIUS Act(ジーニアス法)」を受け、発行体に対する連邦レベルの監督制度づくりが進んでいる。
OCCも2026年、ステーブルコインの発行や準備資産、報告義務などに関する規則整備を進めており、暗号資産企業が連邦監督下の銀行・信託銀行を設立する動きが広がっている。
Rainの申請は今後OCCの審査を受け、必要な承認を得た後に営業を開始する予定だ。
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|文:平木 昌宏
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