アルトコインの取引所入金、約1年ぶりの高水準に=CryptoQuant

オンチェーン分析企業CryptoQuant(クリプトクアント)は9月29日付の週次報告で、アルトコインの暗号資産(仮想通貨)取引所への入金が急増していると指摘した。

7日間合計の入金件数は約7万6000件、入金したアドレス数は約5万1000に達し、いずれも2025年10月17日以来の高水準となった。同日はビットコイン(BTC)が前回の最高値を付けた11日後にあたる。

これらの数値は9月14日からそれぞれ約160%増、約3倍に膨らんだ計算だ。CryptoQuantは「入金の急増は通常、売り抜けの兆候である」と分析している。

報告は、ビットコインが約8カ月ぶりの高値となる8万7400ドルを付けた後、上昇の勢いが鈍っているとも指摘した。9月22日には1日として今年最大の2万5700BTCの利益が確定されたという。

一方、TradingViewのデータでは、ビットコインが暗号資産市場全体の時価総額に占める比率は10月1日朝時点で59.18%だった。5月27日以降は58〜60.4%のレンジで推移している。

足元の市場では、アルトコインの急騰と利益確定のサイクルが繰り返される傾向が顕著となっている。こうしたボラティリティの高い相場環境のなか、国内では7月に成立した改正金融商品取引法により、暗号資産にもインサイダー取引規制が導入される。市場の健全化に向けて、今後はより一層「公正な価格形成」が問われることになりそうだ。

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|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock