英国の大手コンサルティング会社Henley & Partners(ヘンリー・アンド・パートナーズ)は9月8日、「Crypto Wealth Report 2026」を発表した。
ビットコイン(BTC)が最高値から大きく下落し、暗号資産(仮想通貨)市場も縮小する中、世界の暗号資産保有者数は推計7億4200万人と過去最多に達した。暗号資産を100万ドル以上保有する「ミリオネア」は13万5694人だった。
同社の発表資料によると、ビットコインは2025年10月の最高値から約38%下落した。暗号資産市場全体の時価総額も、2025年6月末の3兆3000億ドルから、2026年8月末には約2兆6000億ドルへ縮小した。それでも、保有者数は同社が推計の基準とした2025年半ばの7億800万人を約3400万人上回った。
同社の算出方法では、残高のあるビットコインアドレスの増加率を既存の保有者数調査に反映し、7億4200万人という人数を推計した。ビットコイン保有者は、この計算で3億5400万人から3億7100万人となった。
富裕層の内訳を見ると、暗号資産を100万ドル以上保有する人のうち、ビットコインだけでその額に達する人は9万2272人と推計された。暗号資産を1億ドル以上保有する人は290人、10億ドル以上は23人だった。

同社は発表資料で、暗号資産は国境を越えて移動できても、保有者は各国の税制や法規制から自由ではないと指摘した。そのため、暗号資産を保有する富裕層にとって、どの国に住み、どの国の市民権を持つかが重要になるとの見方を示した。
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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock